9ボール

9ボールとは?ルールと遊び方をわかりやすく解説 | ビリヤードのすゝめ
9ボールのキャッチ画像

競技ルール 01 Billiards Guide

9ボールとは?
ルールと遊び方を解説。

9ボールは世界中で親しまれているポケットビリヤードの代表的な競技です。 1番から9番までのボールを使い、最終的に9番ボールを合法的にポケットした プレイヤーがそのラックの勝者となります。

01使用するボール

  • 手球(白球)1個
  • 1番〜9番の的球 9個

プレイヤーは常にテーブル上で最も番号の小さいボールに手球を最初に当てなければなりません。

02ゲームの目的

9番ボールをルールに従ってポケットすることが目的です。1〜8番をすべて落とす必要はなく、 合法なショットの結果として9番が入ればその時点でそのラックの勝者となります。

途中のショットで偶然9番ボールが入った場合でも、ショットが合法であればその時点でラック獲得です。

03ラックの組み方

ダイヤモンド型(ひし形)に9個のボールを並べます。

9ボールのラック配置
位置ボール備考
先頭(フットスポット)1番必ず固定
中央9番必ず固定
その他7箇所2〜8番ランダム配置

04ブレイクショット

ゲームはブレイクショット(最初の一撃)から始まります。 ブレイクでは1番ボールに手球を最初に当て、かつ以下のいずれかを満たす必要があります。

  • A的球を4個以上クッション(台の縁)に到達させる
  • B的球を1個以上ポケットに落とす
どちらも満たさない場合はブレイクが成立しません。ファウルがなければ同じプレイヤーが再度ブレイクできます。スクラッチ(手球がポケットに入る)などのファウルを犯した場合は、相手にボールインハンドが与えられます。
ブレイクショットで9番ボールがポケットされた場合、その時点でラック獲得となります。

05ショットの基本ルール

各ターンで守るべき手順です。

  • 1テーブル上で最も番号の小さいボールに手球を最初に当てる
  • 2当てた後、的球がポケットされるか、いずれかのボールがクッションに到達する
  • 3ファウルなく的球がポケットされた場合はそのまま続けてプレー可能
  • 4的球がポケットされなかった場合は相手のターンへ交代
ファウルとなったショットでポケットされた的球、また台の外へ出た的球はテーブルに戻しません。ただし9番ボールだけは例外で、フットスポットに戻してプレーを再開します。

06勝利条件

以下のいずれかでそのラックを獲得します。

  • 9番ボールを合法的にポケットした
  • ブレイクショットで9番ボールが入った
  • コンビネーションショットなどで9番ボールが合法的に入った
  • 相手がスリーファウル負けとなった

07主なファウル

ファウルが発生すると、相手にボールインハンド(テーブル上の好きな場所に手球を置いてプレー)が与えられます。

ファウル内容
ノーヒット最小番号球に手球が当たらなかった
ノークッション最小番号球に当てた後、どのボールもクッションに到達せず、的球もポケットされなかった
スクラッチ手球がポケットに入った
球触りショット以外で手球・的球に身体やキューが触れた
場外ボールがテーブル外へ飛び出した
二度撞き手球をキューで二重に撞いた
両足離しショット時に両足が床から離れていた

08プッシュアウト

ブレイクショット直後(ブレイクで的球がポケットされた場合はその続きのショット)に限り、 プレイヤーは「プッシュアウト」を宣言できます。

プッシュアウトのルール

通常のショット義務(最小番号球への先当て、クッション到達)が免除され、手球を任意の位置にショットできます。

プッシュアウト後、プレー権は相手が選択します。相手はそのままプレーするか、プレー権を元のプレイヤーに戻すかを選べます。

プッシュアウト中に的球がポケットされても得点にはなりません。ただし手球がスクラッチした場合はファウルとなります。

09スリーファウルルール

同一プレイヤーが連続して3回ファウルを犯すと、そのラックは敗北となります。

適用条件

ファウルは「連続」して3回である必要があります。間に相手のターンが入っても、カウントはリセットされません。

スリーファウルが成立する前に、相手プレイヤーは「2ファウル目」であることを口頭で警告しなければなりません。警告がない場合はスリーファウルルールは適用されません。

10試合の形式・ラックハンデ

9ボールの試合は、あらかじめ決めたラック数を先に取得したプレイヤーが勝者となる形式で行われます。 「5先」であれば先に5ラック獲得した方が勝利です。海外では “Race to 5” のように表記します。

表記内容
5先 / Race to 5先に5ラック取った方が勝ち。気軽な対戦や練習試合でよく使われる
7先 / Race to 7大会の予選・本戦でよく採用される標準的な形式
9先 / Race to 9決勝戦など、より長い試合を行いたい場合に設定される

実力差がある対戦ではラックハンデが用いられます。 上級者と初級者が対戦する際、それぞれの目標ラック数を変えることで対等に近い勝負が生まれます。 たとえば「上級者が7先・初級者が4先」のような設定です。

ラックハンデは地域やビリヤード場によって独自の基準があります。初めて対戦する際はお互いの経験を確認しながら相談して決めるのが一般的です。