8ボール

8ボールとは?ルールと遊び方をわかりやすく解説 | ビリヤードのすゝめ
8ボールのラック

競技ルール 03 Billiards Guide

8ボールとは?
ルールと遊び方を解説。

8ボールは世界中で最も広く親しまれているポケットビリヤードの競技です。 15個の的球をソリッド・ストライプの2グループに分け、 自分のグループをすべて入れたあと8番ボールをポケットした プレイヤーがラックの勝者となります。

01使用するボール

Low Ball ソリッド 1〜7番ボール
Eight Ball 8番ボール ゲームボール
High Ball ストライプ 9〜15番ボール

各プレイヤーはゲーム中にソリッドまたはストライプのいずれかを担当します。グループ決定後は、必ず自分のグループボールに手球を最初に当てなければなりません。

02ゲームの目的

自分のグループボール(ソリッドまたはストライプ)をすべてポケットした後、 8番ボールをコールショットで指定のポケットへ入れることで勝利となります。

グループボールをすべて入れる前に8番ボールをポケットすると即負けになります。順序を必ず守ってください。

03ラックの組み方

三角ラックで15個のボールを並べます。

位置ボール備考
先頭(フットスポット)任意決まりなし
中央8番必ず固定
5列目両端ソリッド1個・ストライプ1個左右はどちらでも可
その他残りのボール任意配置

04グループの決定方法

ブレイク直後はどちらのプレイヤーのグループも決まっていない「オープン」の状態です。 オープン時は、ソリッド・ストライプどちらの的球を狙っても構いません。

オープン状態で最初に合法的にボールをポケットした時点で、そのプレイヤーのグループが決定します。

グループ決定の例

3番(ソリッド)を入れた → そのプレイヤーはソリッド担当、相手はストライプ担当

11番(ストライプ)を入れた → そのプレイヤーはストライプ担当、相手はソリッド担当

オープン時のショットにはコールショットルールは適用されません。グループ決定後からコールショットが義務となります。

05プレーの流れ

  • 1バンキングで先攻・後攻を決める
  • 2先攻プレイヤーがブレイクショットを行う
  • 3オープン状態でグループを決定する
  • 4コールショットで自分のグループボールを入れていく(順番は自由)
  • 5グループボールをすべて入れ終えたら8番ボールをコールショットで狙う
  • 68番を成功させればラック獲得
シュートする意志がなく守りのショットをする場合は「セーフティ」とコールしてからショットします。セーフティ中に的球がポケットされた場合はフットスポットに戻してターン交代となります。

06コールショット

グループ決定後のすべてのショットでコールショットが適用されます。 入れるボールと入れるポケットを宣言してからショットします。

  • コール通りにシュートが成功 → プレー続行
  • コール通りにセーフティが成功 → ターン交代
  • セーフティをコールしたが的球がポケットされた → 的球をフットスポットに戻してターン交代
  • ファウル → ターン交代、相手にボールインハンド

07勝利条件

  • 自分のグループボールをすべてポケットした後、8番ボールをコールショットで成功させた
  • 相手がスリーファウル負けとなった
  • 相手が即負けのペナルティを犯した(次項参照)

08即負けとなるケース

以下はファウルではなく、その時点でラックを失う即負けのペナルティです。

  • ブレイクショット時を除き、8番ボールをポケットした時にファウルした
  • コールした以外のポケットに8番ボールを入れた
  • テーブルがオープンの状態で8番ボールをポケットした
  • 自分のグループボールを残したまま8番ボールをポケットした
  • 自分の最後のグループボールと8番ボールを同時にポケットした
  • 自分のグループボールをすべてポケットした後にファウルした
  • 8番ボールをテーブル外へ飛ばした

09主なファウル

ファウルが発生すると、相手にボールインハンド(テーブル上の好きな場所に手球を置いてプレー)が与えられます。

ファウル内容
ノーヒット自分のグループボールに手球が当たらなかった
ノークッショングループボールに当てた後、どのボールもクッションに到達せず、的球もポケットされなかった
スクラッチ手球がポケットに入った
球触りショット以外で手球・的球に身体やキューが触れた
場外ボールがテーブル外へ飛び出した
二度撞き手球をキューで二重に撞いた
両足離しショット時に両足が床から離れていた
スリーファウル同一プレイヤーの3連続ファウル。そのラックを失う
ファウルでポケットされた的球・台外に出た的球はテーブルに戻しません。ただし8番ボールについては状況によって処理が異なります(前項「即負けとなるケース」参照)。

10ブレイクショット

先攻プレイヤーがキッチン内の任意の位置からブレイクショットを行います。 手球が何らかの的球に当たった後、手球を含む4個以上のボールがクッションに到達するか、 的球を1個以上ポケットする必要があります。

条件を満たさない場合はブレイクファウルとなります。相手プレイヤーは「ラックを組み直して自分がブレイク」「ラックを組み直して相手に再ブレイク」「現状のままプレー続行」の3択から選択できます。

ブレイクで8番ボールが入った場合

トーナメントによってルールが異なります。一般的には8番ボールをフットスポットに戻してそのままプレーを続行しますが、ブレイクエース(即ラック獲得)とするローカルルールを採用している場合もあります。事前に確認しておくことをおすすめします。

11試合の形式・ラックハンデ

8ボールの試合も、あらかじめ決めたラック数を先に取得したプレイヤーが勝者となる形式で行われます。 「5先」であれば先に5ラック獲得した方が勝利です。海外では “Race to 5” のように表記します。

表記内容
5先 / Race to 5先に5ラック取った方が勝ち。気軽な対戦や練習試合でよく使われる
7先 / Race to 7大会の予選・本戦でよく採用される標準的な形式
9先 / Race to 9決勝戦など、より長い試合を行いたい場合に設定される

実力差がある対戦ではラックハンデが用いられます。上級者と初級者が対戦する際、 それぞれの目標ラック数を変えることで対等に近い勝負が生まれます。

8ボールでは「的球ハンデ」と呼ばれる方法も用いられます。通常7個あるグループボールのうち 「4個入れたら8番を狙ってよい」など、入れるべきボールの数を減らす設定です。

ラックハンデは地域やビリヤード場によって独自の基準があります。初めて対戦する際はお互いの経験を確認しながら相談して決めるのが一般的です。