14-1

14-1(ストレートプール)とは?ルールと遊び方をわかりやすく解説 | ビリヤードのすゝめ
14-1のラック

競技ルール 04 Billiards Guide

14-1とは?
ルールと遊び方を解説。

14-1(ストレートプール)はポケットビリヤードの中でも最も伝統的な競技のひとつです。 番号順に狙う必要はなく、どの的球をポケットしても1点。 規定得点に先に到達したプレイヤーが勝利となります。 シンプルなルールの裏に、ポケットビリヤードの総合力が問われる奥深さがあります。

01使用するボール

  • 手球(白球)1個
  • 1番〜15番の的球 15個

ボール番号による得点差はありません。どのボールも1点として扱われます。

02ゲームの目的

相手より先にあらかじめ決めた規定得点に到達することが目的です。 的球を合法的にポケットするたびに1点が加算されます。

得点設定の例

50点先取・75点先取・100点先取・150点先取など、対戦形式や時間に合わせて決めます。1ラック15個をすべてポケットすると15点となります。

03ラックの組み方

三角ラックで15個のボールを並べます。2ラック目以降は14個のラックになります(後述)。

14-1のラック配置
位置ボール備考
頂点(フットスポット)15番必ず固定
5列目両端1番・5番左右はどちらでも可
その他残りのボール任意配置

04コールショット

ブレイクショットを含むすべてのショットでコールショットが適用されます。 入れるボールと入れるポケットを宣言してからショットし、宣言通りに成功した場合のみ1点が加算されます。

偶然ポケットされたボールは得点として認められません。宣言していないボール・宣言していないポケットへ入った場合はターン終了となります。

シュートする意志がない場合は「セーフティ」とコールしてからショットします。 セーフティ中に的球がポケットされた場合はフットスポットに戻してターン交代となります。

05ブレイクショット

先攻プレイヤーがキッチン内の任意の位置からブレイクショットを行います。 ブレイクショットにもコールショットルールが適用されます。

ブレイクショットでコールショットを成功させる確率が高くないこともあり、バンキングで勝ったプレイヤーが後攻を選ぶケースがほとんどです。先攻はほぼセーフティをコールしてターンを渡す展開から始まります。

ブレイクファウル

ブレイクショット時に手球と2個以上の的球がクッションに当たらない場合はブレイクファウルとなります。相手プレイヤーは「ラックを組み直して相手に再ブレイク(ファウル側は2点減点)」か「現状のままプレー続行(ファウル側は1点減点)」を選択できます。

06ゲームの流れ

  • 1バンキングで先攻・後攻を決める
  • 2先攻プレイヤーがブレイクショット(多くはセーフティをコール)
  • 3コールショット成功ごとに1点加算、プレー続行
  • 4ミス・セーフティ・ファウルでターン交代
  • 514個がポケットされたら再ラック(次項参照)
  • 6規定得点に先に到達したプレイヤーが勝利

07再ラックとブレイクボール

15個中14個がポケットされ、テーブル上に1球だけ残った時点で、残り14個でラックを組み直します。 このとき最後に残った1球を「ブレイクボール」と呼びます。

  • 115球中14球がポケットされる
  • 2最後の1球(ブレイクボール)をその場に残す
  • 3残り14球でラックを組み直す(頂点のボールなしの状態)
  • 4ブレイクボールをシュートしながら手球を新しいラックに当ててプレー継続
このブレイクボールのショットが14-1最大の見せ場です。ブレイクボールをポケットしながら、手球をラックに上手くヒットさせて次のシュートに繋げる技術が、上級者の腕前を測る大きな指標となります。

08主なファウル

ファウルが発生すると1点減点となり、ターン交代となります。 減点によってマイナスになる場合があります。

ファウル内容
ノーヒットどの的球にも手球が当たらなかった
ノークッション何らかの的球に当てた後、手球・的球のどちらもクッションに到達しなかった
スクラッチ手球がポケットに入った
球触りショット以外で手球・的球に身体やキューが触れた
場外ボールがテーブル外へ飛び出した
二度撞き手球をキューで二重に撞いた
両足離しショット時に両足が床から離れていた
ファウルでポケットされた的球・台外に出た的球はテーブルに戻さず、ポケットされたものとして扱います。ただし手球スクラッチの場合は相手がキッチン内からプレーを再開します。

09スリーファウルのペナルティ

同一プレイヤーが連続して3回ファウルを犯した場合、通常のファウル減点に加えて大きなペナルティが課せられます。

スリーファウル成立時の処理

3回目のファウルの1点減点 + スリーファウルペナルティ15点減点 = 計16点の減点となります。

スリーファウル成立後、相手プレイヤーには「現状のままプレー続行」または「ラックを組み直してファウルを犯したプレイヤーに再ブレイクさせる」の選択権が与えられます。

スリーファウル成立後はファウルの累積がリセットされ、次のショットからファウルなしの状態に戻ります。

10ハイランとは

ハイランとは、1イニング(自分のターン)で連続して獲得した得点数のことです。 たとえば1ターン中に30球連続でポケットした場合、ハイラン30となります。

14-1ではこのハイランが重要な実力指標とされています。世界レベルの選手は100以上のハイランを記録することもあり、高い連続得点はビリヤード技術の総合力の証とされています。

11試合の形式・点数ハンデ

14-1は「先取ラック数」ではなく「先取得点」で勝敗を決めます。 対戦前にあらかじめ規定得点を決め、先に到達したプレイヤーが勝利です。

規定得点内容
50点先取短時間で楽しめる。初めての対戦にも向いている
100点先取標準的な設定。じっくり実力を競える
150点先取本格的な試合形式。高い集中力が求められる

実力差がある対戦では点数ハンデが用いられます。 たとえば「上級者100点・初級者50点」のように、それぞれの目標得点を変えることで 対等に近い勝負が生まれます。

点数ハンデはラックハンデと異なり、1球ずつの積み重ねで差が縮まるため、長い試合ほど逆転が生まれやすくなります。