競技ルール 用語 Billiards Guide
ビリヤード用語集
ルールを読むための言葉。
手球と的球、キッチンとフットスポット、プッシュアウトにボールインハンド。ルールを読んでいて立ち止まりやすい言葉を、短く説明しました。各種目のページからも、ここを引けるようにしています。
At a glance
よく調べられる言葉
- 的球
- 「まとだま」。手球を当てて入れる番号付きの球(詳しく)
- 手球
- 「てだま」。撞く人が撞く白い球(詳しく)
- 8ボール
- 黒い8番の球、またはそれを最後に入れる種目。🎱(詳しく)
- キッチン
- ヘッドラインの内側。ブレイクはここから(詳しく)
- ボールインハンド
- 手球を台の好きな位置に置けること。フリーボールとも(詳しく)
ルールに関わる言葉は、日本ビリヤード協会(NBA)の「ポケットビリヤード競技規定」(2026年6月改訂版)と、世界統一ルール(WPA Rules of Play)の定義に沿って説明しています。
01球と道具
- 手球てだま/キューボール
- 撞く人がキューで撞く白い球。どの種目でも、撞いてよいのは手球だけです。
- 的球まとだま/オブジェクトボール
- 手球を当てて、ポケットに入れることを目指す番号付きの球(1〜15番)。
- グループボールソリッド/ストライプ、ローボール/ハイボール
- 8ボールで、それぞれが受け持つ7個の組。1〜7番の単色の球を「ソリッド」、9〜15番の白地に色の帯が入った球を「ストライプ」と呼びます。NBA の規定では「ローボール」「ハイボール」と呼びます。
- 8ボール(8番ボール)エイトボール/🎱
- 黒い8番の球のこと。また、最後にこの8番を入れて勝ち負けを決める種目の名前でもあります。🎱 の絵文字はこの8番ボールです。種目のルールは8ボールのページへ。
- ポケット
- 台の四隅と長いクッションの中央、あわせて6か所にある球の落ちる穴。
- キュー
- 球を撞く棒。先端に革の「タップ」が付いていて、タップにチョークを塗って滑りを防ぎます。
- ラック
- ブレイクの前に的球を決まった形に並べること。並べた球のかたまりや、並べる枠(トライアングル)、1回分のゲームを指すこともあります。「5ラック先取」のように数える単位にもなります。
- ラックシート
- 球を隙間なく並べるための薄いシート。ブレイクのあと、球が止まってから取り除きます。
- レストメカニカルブリッジ
- 手が届かない位置の球を撞くときに、キューを支える道具。
- プールポケットビリヤード
- 英語圏で、ポケットのある台で遊ぶビリヤードを指す言葉。ビリヤードには、このポケットビリヤードのほか、キャロム、スヌーカーがあります。
02台と位置
- フットスポット
- ラックの先頭の球を置く点。台の奥側(フット側)の4分の1の位置を横切る線と、台の縦の中心線が交わるところです。球を台に戻すときにも使います。
- ヘッドラインヘッドストリング
- ブレイクする側(ヘッド側)の短いクッションから、台の長さの4分の1の位置を横切る線。ブレイクは、この線の内側から撞きます。
- キッチン
- ヘッドラインと、ヘッド側のクッションの間の区域。「キッチン内から撞く」=ヘッドラインの内側に手球を置いて撞く、という意味です。
- ヘッドスポット/センタースポット
- ヘッドスポットはヘッドラインと縦の中心線の交点、センタースポットは台の中心。14-1 やローテーションで、球を置き直す場所として使います。
- ロングライン
- 台を縦に二分する中心線。フットスポットに球を置けないときは、この線の上に置きます。
- クッションレール
- 台の縁のゴムの部分。レールは、クッションを含む台の縁全体を指します。
- ポイントダイヤモンド
- レールに付けられた目印。長い辺を8等分、短い辺を4等分する位置にあります。
03ショット
- ブレイクブレイクショット
- ラックした球を最初に撞いて散らすショット。ヘッドラインの内側から撞きます。
- ドライブレイクノーイン
- ブレイクで的球が1個も入らないこと。NBA の規定では「ノーイン」と呼びます。
- セーフティ
- 入れにいかず、相手に難しい配置を残す守りのショット。コールショットの種目では「セーフティ」と宣言して撞きます(10ボールは2026年6月の改定で宣言不要になりました)。
- キス
- 球と球が触れ合うこと。特に、狙いとは別に球が当たって進路が変わることを言います。
- コンビネーション
- 手球を当てた的球を、さらに別の的球に当てて、その球を入れるショット。
- キャノンキャロム
- 手球や的球を、別の球にはじかせて向きを変え、ポケットに入れるショット。
- バンクバンクショット
- 的球をクッションに当ててから、ポケットに入れるショット。
- ジャンプショット
- 手球を跳ねさせて、間にある球を飛び越えるショット。キューを立てて上から撞き下ろして行います。
- マッセ
- キューを立てて手球に強い回転をかけ、大きく曲げるショット。
- スクラッチ
- 手球がポケットに入ること。どの種目でもファウルです。
- ミスキュー
- タップが手球の上で滑ってしまうこと。高い音がして、タップの色が変わるのが目印です。
- フロック
- 狙いどおりではなく、まぐれで球が入ること。
- マスワリブレイクアンドラン
- ブレイクした人が、相手に撞く番を渡さずに、そのラックを最後まで取り切ること。
- ハイラン
- 14-1 などで、1回の手番のあいだに続けて取った点数。
04ルールと判定
- ボールインハンドフリーボール/手球フリー
- 手球を手に取り、台の好きな位置に置いて撞けること。ファウルのあと相手に与えられます。種目や場面によって、ヘッドラインの内側に限られることもあります(ファウル一覧)。
- コールショットショットコール
- 撞く前に、入れる球と入れるポケットを宣言するルール。10ボール・14-1・ボーラードで使い、8ボールやローテーションでも採用されることがあります。コールした球が入れば、同時に入ったほかの球も有効になります。
- ノーコールショット
- コールショットの種目で、宣言せずに撞くこと。ファウルではありませんが、撞く番は相手に移ります。
- ジェントルマンコール
- 狙いが明らかなときは、宣言しなくてもコールしたものとみなす取り決め。大会によって採用されます。
- プッシュアウト
- ブレイクの直後に一度だけ使える特別なショット。宣言すれば、当てる球やクッションの決まりを気にせず、手球を好きな場所へ動かせます。そのあと、相手が撞くかパスするかを選びます。9ボール・10ボール・ローテーションのルールです。
- オプション
- 10ボールで、コールどおりでない球が入ったときなどに、次に撞く人が「そのまま撞く」か「相手に撞かせる」かを選べること。
- スリーファウル
- 同じ人が3回続けてファウルをすること。9ボールや10ボールではそのラックの負け、14-1では大きな減点になります。
- ブレイキングファール
- ブレイクの条件(的球が1個以上入るか、手球を除いて4個以上の的球がクッションに当たる)を満たさないこと。NBA の規定では、相手が組み直してブレイクする人を選びます。
- イリーガルブレイク
- 9ボールのスリーポイントルールを満たさないブレイクのこと(相手に交代)。世界統一ルール(WPA)の8ボールでは、ブレイクの条件を満たさないことをこう呼び、ファウルとはしません。
- スリーポイントルール
- ブレイクで、入った的球とヘッドラインを越えた的球が合わせて3個以上必要とする、9ボールの大会でよく使われる決まり。
- ブレイクエース
- ブレイクで勝ちを決める球(9ボールの9番など)が入り、そのままラックを取ること。
- オープンテーブル
- 8ボールで、まだどちらのグループかが決まっていない状態。
- ブレイクボール
- 14-1 で、14個を入れたあと台に残した最後の1個。これを入れながら、組み直したラックに手球を当てて撞き続けます。
- スポット(球を戻す)
- ファウルなどで入った球を、フットスポットに置き直すこと。置けないときは、ロングライン上のフットレール側に、邪魔な球に接して置きます。
- クッションタッチフローズン
- 球がクッションやほかの球に触れている状態。触れているかどうかで、ファウルの判定が変わることがあります。
- バンキング
- 最初のブレイクを誰がするか決める方法。二人が同時にヘッドラインの内側から球を撞き、奥のクッションで跳ね返して、手前のクッションの近くに止めた人が勝ちです。
- ウイナーズブレイク/オルタネートブレイク
- 2ラック目からのブレイクの順番。前のラックの勝者がブレイクするのがウイナーズブレイク、交互にブレイクするのがオルタネートブレイクです。
- ランダムラック/パターンラック
- 9ボール・10ボールの並べ方の種類。決まった球のほかを無作為に置くのがランダムラック、さらに最後尾などの位置を決めるのがパターンラックです。
- 9オンフット
- 9ボールで、9番をフットスポットに置いて並べる方法。世界統一ルール(WPA)はこの並べ方です。
- 先取(〇先)Race to
- 「5先」は、先に5ラックを取った人の勝ち、という試合の長さの表し方。英語では Race to 5 と書きます。
- ハンデラックハンデ/点数ハンデ
- 実力差のある二人が対等に近い勝負をするための調整。先取のラック数や点数を人によって変えます。
- イニング/フレーム
- イニングは、撞き始めてからミスやファウルで交代するまでの一回の手番。フレームは、ボーラードでの1ラック分の区切りです。
05種目
- 9ボールナインボール
- 1〜9番の球を番号の小さい順に当て、9番を入れた人が勝つ種目。ルールを見る
- 10ボールテンボール
- コールショットで撞き、10番を入れた人が勝つ種目。ルールを見る
- 8ボールエイトボール
- ソリッドとストライプに分かれ、自分の組を入れてから8番を入れた人が勝つ種目。ルールを見る
- 14-1フォーティーンワン/ストレートプール
- 1球1点で、決めた点数に先に届いた人が勝つ種目。14個入れたら組み直して撞き続けます。ルールを見る
- ローテーション
- 入れた球の番号がそのまま点数になる種目。1ラックの合計は120点です。ルールを見る
- ボーラードボウラード/Bowlliards
- ボウリングの数え方で10フレームを撞く練習種目。満点は300点です。ルールを見る
06よくある質問
「的球」は何と読みますか?
「まとだま」と読みます。手球を当てて、ポケットに入れることを目指す番号付きの球のことです。
「8ボール」は何を意味しますか?
黒い8番の球、または、最後に8番を入れて勝つ種目の名前です。🎱 の絵文字も8番ボールを表しています。
グループボールとは何ですか?
8ボールで、それぞれが受け持つ7個の組(ソリッド=1〜7番、ストライプ=9〜15番)のことです。
ビリヤードの「プール」とは?
英語圏で、ポケットのある台で遊ぶビリヤード(ポケットビリヤード)を指す言葉です。
