PLAYER TO WATCH | 受けの広いプランを、立てる。——松野剛明

2026年8月14日・15日、横浜・関内。
サンシアス presents Yokohama 14-1 Summit の注目選手を紹介します。


14-1歴は25年以上。

若い頃、ハイランは137点だった。

今は、練習で100点を出したらそこでやめることがほとんどだという。
記録を追うのではなく、基準を積み重ねていく。


「ビリヤードの基礎、技術の中核的ゲーム」

14-1をそう表す松野プロが、この競技に取り組む理由として挙げたのは、

「自分でセレクションできる事とシュート力以外で戦える領域が広い事。選手生命を伸ばせること」

シュート力だけではない場所で戦えること。
14-1が、長くビリヤードを続けるための土台になっている。


強みを聞くと、「受けの多いプランを立てること」と返ってきた。

リスクを散らして、どこからでも次が続けられるように組み立てる。

難しい局面として挙げたのは「ブレイクショットやその後での難球のシュート」——

それでも、受けを広く保つプランで乗り越えていく。

練習の軸は「キューを真っ直ぐに出す意識」。

シンプルだからこそ、長く続けられる土台になっている。


目標点数について聞いた。

「点数的なことは特にないですが、100点を頻繁に出せるようになれればと思います」

ハイランより、アベレージ。
一度のハイランより、100点を積み重ねること。

「受けの多いプラン」を大切にする人らしい目標だと思った。


記憶に残る一戦を聞いた。

「自分のプレイではありませんが、奥村プロのプレイに感動した試合がありました」

自分の記録ではなく、誰かのプレイを挙げた。
その答えの中に、この人がビリヤードをどう見ているかが滲んでいる気がした。


敬愛していた師匠として、故後藤章二氏の名前を挙げてくれた。

「75点を毎回5イニング以内で上がられてました」

一度ではなく、何度でも再現できる強さだった。
その安定感を、今も大切に持っている。


14-1を始めたい人へのメッセージをもらった。

「色々な意味でビリヤードのレベルアップに繋がるゲームです。できれば経験がある方(研究会やプロ)とプレイする機会を持つことが良いと思います。本質的な面白みにたどり着くのが少し大変なので」

ハイランより、100点を何度も積み重ねること。
受けの広いプランを立てる。
それは、一度の記録より積み重ねを大切にする人の考え方なのだと思う。


松野剛明(まつのたけあき)

所属:JPBA・ビリヤードレッスンスタジオトリガー
主な戦績:全日本ローテ準優勝・他入賞
14-1歴:25年以上|ハイラン:137点(若い頃)
使用キュー:TAD
使用タップ:カムイタップ

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