七対六は、二度あった。——2026 北陸オープン。

JR富山駅の改札の前で行われた北陸オープンの決勝トーナメントと、台を囲む観客

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十月十八日、日曜日。
JR富山駅、新幹線の改札の前。

第37回 北陸オープン。
男子は川端聡、女子は河原千尋が勝った。


一回戦と、決勝

川端聡の、決勝トーナメントの四つの試合。

一回戦、飯間智也に、七対六。
二回戦、小川徳郎に、七対五。
準決勝、吉岡正登に、七対五。
決勝、稲川雄一に、七対六。

四つのうち二つが、最後の一ラックまでもつれている。
最初の試合と、最後の試合。

決勝は、稲川雄一が六対五で先に王手をかけた。
そこから、最後の二つを川端聡が取った。
最後のラックは、ブレイクから取り切った。

この大会での、初めての優勝。

決勝までの、もう一人

稲川雄一は、十月のはじめにグランプリウェストの第5戦を制したばかりだった。
この日も、一回戦は山川英樹に七対三、二回戦は竹中寛に七対四。
準決勝では、昨年この大会を制した北谷好宏に、七対三。

決勝の結果は、七対六。
一ラックの差が、記録に残っている。

最後の一ラック

六対六。
どちらにとっても、あと一つ。
十二のラックを撞いてきて、最後に残るのは、一つのブレイク。

2026年北陸オープン男子決勝の最終ラック。川端聡のブレイク
最終ラック。川端聡のブレイク。

七対六という数字は、最後の一ラックのことしか書いていない。
その前に積み重なったラックのことは。

女子、四勝目

河原千尋の三つの試合。

一回戦、村松さくらに、六対二。
準決勝、青木知枝に、六対二。
決勝、平口結貴に、六対三。

北陸オープンで、四度目の優勝。
この秋は、バリ島の女子9ボール世界選手権でベスト4まで勝ち上がっていた。

決勝の相手の平口結貴は、一回戦で夕川景子に六対三、準決勝で奥田玲生に六対二。
改札の前で、最後の台まで撞いた。

改札の前で、ビリヤードに触れた日

昼の改札の前では、子どもたちが、小さな台の前でキューを握っていた。
親子で撞く、キッズビリヤードの会。

第37回北陸オープンの「親子でキッズビリヤード」10月18日の案内
JR富山駅の改札の前で、小さなビリヤード台を囲む親子

大きなスクリーンに台を映して、ビリヤードを知らない人たちに、ルールや試合の流れを説明する人もいた。

大きなスクリーンに台を映して、ルールや試合の流れを説明する様子

決勝トーナメントの台のまわりには、人の輪ができた。
二階の手すりにも、人が並んで見下ろしている。
キャリーケースを横に置いたまま、立ち止まっている人もいる。
ルールを知っている人も、知らない人も、同じ一球を見ていた。

改札の前の決勝トーナメントを、二階の手すりからも人が見下ろしている
JR富山駅の改札の前で行われた北陸オープンの決勝トーナメントと、台を囲む観客
決勝トーナメントの台のまわりにできた人の輪

試合が終わると、改札の前は、すぐにいつもの夜に戻った。
新幹線を降りた人が、改札を抜けて、それぞれの家へ帰っていく。

それでも、この日、この場所で、たくさんの人がビリヤードに触れた。
小さな台でキューを握った子どもが、いつか、自分のキューを持つのかもしれない。
そして、さらに回を重ねた北陸オープンで、改札の前の台に立つのかもしれない。

結果の出典

👉 ビリヤードのきわめ


👉 国内外のビリヤードの情報を、目的別に。ビリヤードのきわめ(新着は1時間ごとに更新)